「あの山の向こうには
幸せがある」と
誰かが言ってた
僕は不幸者だ
だから山の向こうに行くことにした
そこはつまらない場所で
何にもなくて
でもそこに訪れた人は皆消えていった

ある人が踏み出した
その瞬間足が消えていって
驚き吐き気がする僕に
人はこの場所をこう呼んだ
「holiness zone」

「あの山の向こうは神聖である」
ネットで騒いでた
僕は目撃者、でも
夢と捏造して行くことにした
僕は階段の一番上に立ってる
でも一歩踏み出せないままでいる
消えるのが怖くて

そして僕は踏み出した
その一秒足が溶けていって
驚き逃げようとする僕が
身をもって知る
そうここは「holiness zone」

幸せになりたい
そういた欲が神聖な場所には
合わなかったようだ
でも構わない
暗い空間に一点の光が

聞こえた誰かの声
その瞬間僕は
無欲になって
幸せとかいらない
僕はギュッと目を閉じてさ
こう歌う「holiness zone」