指先伸ばした先に見えた影
掴めなくて
何度も「もう嫌だ」なんて呟いた。
口癖の様に


何時も通り 初めの色は
不機嫌で寂しい 『青』
自覚してはいるんだけれど
描き始めの色が 見つからない

筆先は急ぐ 次の色
私を誤魔化して 『赤』
自覚してはいるんだけれど
どうも この二色が私に合っていた

掌を返し 裏切る人の様に
混沌と渦巻く紫は
何時も 私の隣に居座って
キャンパス 汚して帰って行く

筆先走らせて生まれたライン
幾つも交わって
重なる感情が犇く世界
そこに佇む虚像


何時も通り 塗られた色は
絶望と怒りの 『青』
自覚してはいないみたい
逃れ逃れ 色を決めて

筆先はあせる 次の色
貴方の求めてる 『赤』
自覚してはいないみたい
どうも この二色が貴方に合っていた

掌を繋ぎ 開いた心に
染み込み色付く 紫は
何時も 貴方の傍に寄り添って
キャンパス 彩り 散りばめた


私は誰
描き忘れた心が見た 色は何
私と私は真っ逆さま
握った筆で確かめて


想いを走らせて生まれたライン
幾つも交わって
重なる感情が犇く世界
そこに佇む虚像(私)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【初音ミク】虚像な少女【動画師募集中、アペンド使用予定】

閲覧数:228

投稿日:2010/04/18 22:57:11

文字数:484文字

カテゴリ:歌詞

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