通学路を歩く帰り道
時々見かけていたあの犬(子)
ついに道路の端で赤い花を咲かせてしまった

友達は非情にも気持ち悪いって呟いて
酷い時 男の子が可哀想って笑っている

どうして君達にはこの重さがわからない


馬鹿にしないでよ


今まで必死に頑張っていたの
アナタは掛ける言葉を知らないのね
生まれ消える生命の声に答えて

う た え





何時も玄関先で遊んでいた
近所に居座っているあの猫(子)
とうとう宿っていた灯火が消えてしまった

妹は無知にどうして、なんでと質問して
探求心が 残酷に瞳を輝かせている

ごめんねこの子はまだ重さを知らなかった


教えてあげるよ


今まで必死に頑張っていたの
アナタは掛ける言葉を知らないのね
生まれ消える生命の声に答えて

う た え




例え、知らない関係無い
野良や野生は
一瞬見たら知り合いになる

同情や慈悲ましてや中傷や貶しなんていらないから
人知れず
生まれ消える生命の声に答えて

『お疲れさま』



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

生まれて消えて

友達が動物の亡骸を見てキモい、汚いと言いました。
駅で隣にいた名の知らぬおばさんが葬式の話をしていて、面倒くさいと言っていました。

わからないです。


野良や野生の動物にとどまらず生を授かった者は与えられたからには消えることは絶対に避けられません。
けれども生有る者は何時消えるかわからずとも、無意識に必須で生きています。

その必須に生きてきた命に大きいも小さいも、長いも短いも、人間も動物も、知ってるも知らないも、ありはしないんです。

同情も慈悲も哀れみも、況してや中傷や貶し…
もし自分が消えて
そんな言葉は欲しいですか?

閲覧数:208

投稿日:2012/02/25 22:10:10

文字数:444文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました