押し寄せてくる言葉を形にしてしまった
醜いだけだから諦めていたのに何故か
そして音は遂に途切れてしまった
何も聞こえなくなった砂浜は乾いてる

夜を忘れてしまった夕暮れはどこに行く?
貝殻の数だけ後悔を沈めたって無駄さ
引き出しにしまっておいた哀れみの数々
鍵を無くしたからご自由にどうぞご自由に

さながら花火を憂うコウモリの羽音
打ち付ける音の弾丸蔓延っていく優しさ
凍えたままでいたら良かっただけなのに
弱さが温もりに触れようとして溶けちゃった

見なかったふりが一番のハッピーエンドさ


満ちあふれくる想いを伝えてしまった
汚いだけだから閉じ込めていたのに何故だ
これで時はついぞ躓いてしまった
誰も見られなくなった日記は破れてる

朝を逃がしてしまった遠吠えは誰に問う?
誤りの数だけ慟哭を殺したって無為さ
物置に隠しておいた微笑みの数々
術を無くしたからお悔やみをどうかお悔やみを

すなわち嵐を告げるマンゲツの如し
打ち鳴らす風の砲弾間引かれていく灯火
寂しいままでいたら良かったはずなのに
苦さで甘いもの食べようとして焦げちゃった

ひとりぼっちなら最良のプレゼントなのに


すれ違わない軌道で出会うことを夢見て
色違いの輪郭に染めることを望んでる
望まれなければそれは汚いだけなのに
都合の良い夢ばかり見る癖が付いてる

信じて笑うしか無かったのが運の尽き
指先は次第に痺れててちょうど良い
甘噛みの金縛り結び目は少し強めで
与えられた結末急がずとも客席はゼロ

暗闇に光が咲いたなんて言っておいて
袖の下から星が見えてるじゃないか
何もかも地球儀だって裏返しにして
旅の友を装ってそしてどこへも行けない


抱きしめてたい熱さを覚えてしまった
鋭いだけだから離れていたけど何故に
あの日急にいずこ置き去ってしまった
明日に呼ばれなくなった時計は笑ってる


さながら花火を憂うコウモリの羽音
打ち付ける音の弾丸蔓延っていく優しさ
凍えたままでいたら良かっただけなのに
弱さが温もりに触れようとして溶けちゃった


何度も何度だって止めることはできたのに
転がした文字は干からびた浜辺に眠る
化石になるならそれでも構わないけれど
逃げ出した海にもう「ごめんね」をいえない

ずっとずっと謝りたかったんだ
ずっとずっと笑ってて欲しかった

誰も1ミリだって知らない
矮小で恥ずかしい調べ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

Dryer Diary

閲覧数:50

投稿日:2024/01/24 23:58:25

文字数:1,003文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました