季節外れの中で
孕んだあまい毒は
凍えるだけの記憶
指さきがすくう白雪

目深に揺らいだ景色に
眼を塞いでいたくて
呼吸を止めた、会いたいよ

移り変わる体温
沁みるような口づけ
泣いた花は願って
少しだけと夢を見るの

人知れず芽吹いたら
静寂に眠るだけ
希うのは今も
染められた一輪の赤

涙で濡らした孤独と
置き去りの感傷で
嘘を吐いたの、会いたくて

胸に根付く切なさ
痛むくらいでいいの
咲いた花は舞い落ち
いつのまにか消えたみたい

目蓋に揺らいだ笑顔に
手を伸ばしてみたくて
呼吸を止めた

移り変わる季節と
沁みるような口づけ
そっと滲む傷痕
ひとりきりで消えてゆくの

咲いた花は舞い落ち
枯れた花をこぼして
いつか巡り逢えたら
ふたりきりの夢を見たい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

氷のダリア

歌詞を書かせていただきました!
http://piapro.jp/t/dZb_
http://youtu.be/XI2HCz62nvU

閲覧数:359

投稿日:2013/08/16 17:57:25

文字数:335文字

カテゴリ:歌詞

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