ajisai

今更と言われても、わからなくなるんだ
おどけたふりで見過ごした君の救難信号
思い出しては最終電車に揺られてる
過ぎ行くガラス越しのノンフィクション

降りしきる雨の中で君は咲かない花に目を落とした

さよならの代わりに揺れる影
また少し強くなる雨は
僕の声も吐息も掻き消して
嘘みたいに流れる涙は
また僕を月夜に惑わすの

移り気に跳ねた雫は足元を濡らし
擦り合わせた手の温度を少しづつ奪う
今でも僕は目を伏せ息を止めているのに
心根を空ろに吐き出すのに

揺れる水面に浮かんだ君の心を僕は抱き寄せた

さよならの代わりに揺れる影
また少し強くなる雨は
消え去ったはずの僕がまだここで
馬鹿みたいに誰かを待ってるみたいだ

さよならも言えずに揺れる影
また少し強くなる雨は
僕の声も吐息も涙に変えて
不意に香る紫陽花に
また気取られて震える肩、沈みゆく声を
灰色の空を彩るようにポツリと落ちた雫は
耳の奥で鳴りやまない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ajisai / tansoku

閲覧数:60

投稿日:2020/07/18 18:45:36

文字数:417文字

カテゴリ:歌詞

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