零れていった 砂たちは
今更 元に戻れないんだろう。
この流れていく 時間の狭間で
幾千の 輝きが溢れた人生。

まるで 向日葵のようだね、と
どこかの誰かが つぶやいた。

小さい頃 お母さんが
初めて 零した不安の言葉
いつもの笑顔が 泣きそうな顔に
同じ夢を抱いてた あのころ

冬に生まれ、夏に沈んだあの人を
向日葵が 見送っていた

いつしか我が儘 言うようになった私
いろんな人に 支えられ
今まで歩んでこれたこと
ようやく意味に気がついた

桜並木を 二人で歩き
大きなかき氷 分け合った
秋には紅葉 みたらし団子
雪を踏みしめ 空を見上げた

些細なことで 喧嘩もしたし
いろんなところに 旅に出た
泣いて 笑って 忙しい日々
それでも それでも
あなたが居てくれたから今 立っていられる
旅立ちの時が すぐそこに

たくさんの ありがとうと
精一杯の笑顔で あなたを今 送りたい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

送る唄

閲覧数:78

投稿日:2014/06/08 19:27:41

文字数:398文字

カテゴリ:歌詞

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