桜舞い散るこの道を
あの人と歩けたらいいのに
名前もクラスも知らない
あの人に今日も会えるかな？


春色のトンネルを抜けたその先に
桜に包まれあの人は立っていた
最後に会ったのは年が明ける前
私の事なんて覚えてるはずないよね
ふと視線が合って微笑んでくれた
もしかして私、覚えてくれてるの？
次に会えたらこの胸の
思い伝えると決めたのに
「あの人に会えた」それだけで
胸満たされて何も言えなかった


友達のカレの親友・・・
それがあの人
初めて知ったあの人のフルネーム
だけど、視線合ってもすぐに逸らされてしまう
もしかしたら私、嫌われたのかな？
ふと携帯が鳴って呼び出された校庭
緊張したあの人が一人佇んでいた
思いがけない告白に
頭が白くなっていくの
あなたの言葉が嬉しくて
思わず涙が溢れ出す


夏には夏祭り
秋には文化祭
冬にはクリスマス
一緒に過ごしたね
そしてまた春が来る・・・


桜舞い散るこの道を
今年はあなたと歩いていく
あなたに恋して結ばれて
ずっと隣にいて欲しい
私たちの物語は
今始まったばかりだけど
これからも二人手を取って
共に歩み築いていく