動くことも 忘れてしまったままの私を
気にも留めず 上へ下へ行き交う足音

突き飛ばされ 倒れたこの目に映るのは
横向きのまま流れてく日常
諦めて閉じた瞼の裏には 蒼く染まった 左半分の空

 埃まみれの耳と 虚ろなままの瞳 焦がして
 今日もまた陽は昇る この街角に 何も変わらず

 ぼやけたままの視界
 縦に切り取ってゆく水平線(ホライズン)
 噛みしめた唇が 流す痛みも 吸い込まれるだけ


指の先で 密かにたぐり寄せたことばを
歌うことも 忘れてしまった喉に詰め込む

この現実が幻(ゆめ)だったらと願っても
目覚めた先は いつも同じ世界
どうせ逃げることができないのなら
立ち向かわなきゃ 涙の粒投げつけ

 何も聞けない耳と 何も見えない瞳 焦がして
 今日もまた昇る陽を つかめたならば 何かが変わる

 顔を上げれば そこに
 見えるのは 真実(ほんとう)の水平線
 たとえ迷路のような 街の中でも 信じていれば

 いつかたどり着けるよ
 きっとたどり着けるよ
 たとえひとりきりでも
 たとえ戻れなくても
 その向こうには 未来(あした)があるから
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Vertical Horizon

hypersawさんの歌詞募集曲向け応募作でしたが、
http://piapro.jp/content/oq4okl7dem7mesqr

選外の連絡があったため、通常の曲募集にシフトします。


倒れた状態の視界に映る「縦向きの水平線」。
そこから、「傷ついても立ち上がらなければ」というメッセージを込めた
詞にしたつもりです。


[応募時の構成]
 Aメロ⇒Bメロ⇒(ブレイク)⇒サビ1⇒サビ2
  間奏
 Aメロ⇒Bメロ⇒サビ1⇒サビ2
 サビ3


構成変更・加筆・修正については随時対応します。


※2サビの「水平線」も、読みは「ホライズン」です


[2011/09/29追記]
サビ3の歌詞について、改行位置を修正。

閲覧数:211

投稿日:2011/09/29 14:26:16

文字数:489文字

カテゴリ:歌詞

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