頭の中で逃げる文字を
追いかけるのに疲れちゃって
自分の心がどうなのかも
伝えようがなくなってたんだ

今どんな気持ちって聞かれても
どうなんだろうねって首傾げ
今悲しいですかって言われても
そういう風に見えるのかも知らない

自分の心が分からないのに
客観視も出来ない状態なら
私を知ってる人はなんだろう
状態異常回復の泉はどこかな


体は眠って朝起きる
起きないときもある
起きないときの方が多い
夜更かしは確かに増えた

今食べてるものって美味しい?
聞かれても自分でも分かんない
今聞いてる物って楽しい?
問われても楽しいが分かんない

自分の気持ちが表せないのに
何事も無く過ごせる状態なら
気持ちの意味ってなんだろう
やもすれば新人類になるかな


言ってることは分かるんだ
聞こえることは知ってるよ
見えてるものも理解してる
自分のことが分からないだけ


匂いがする香りがしてる
覚えのある雨と土の匂い
鬱蒼と湿る重たい梅雨に
意味の無いてるてる坊主

誰もいない誰も来ない
覚えのある静けさと儚さ
空っぽの公園で一人だけ
土管の中でかくれんぼ

耳を塞いで目を閉じても
覚えのある怒号の雷雨
音が輝き光が襲う闇
布団に残る涙のシミ


ページをめくるのにも疲れた
ノートを記すのにも飽きてた
ルーツを調べるのも限界で
コートからもう出ても良いかな

審判員はうつむいたまま
こちらを見ないで旗を振る

どうして負けたらコートに残るの?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

だれのきみしるぼくを

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投稿日:2021/11/09 22:59:44

文字数:627文字

カテゴリ:歌詞

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