カラスが飛んでゆく 我楽多の街中には
ちっぽけな人間が群れる
目の前を横切る 黒猫の気分で
傷つけたものを知らぬまま

誰かが言っていた 嘘吐きたちの朝にも
太陽は東から昇る
それこそ嘘だ、って叫べない僕らの
逃げ道はいつも工事中

棄てられ慣れた昨日が街路樹の枝に絡まり
明日への滑走路は此方。と靡いた

ビニール傘を片手に風化しかけの階段
仰いだ曇り空 やたらと青くて


雨が降るから今だけ耳をふさいで歌おう
張り子の感情を破かないように

アスファルトには微かに雨粒の跡が滲む
僕らも嘘吐きさ そうして嗤うよ

立ち眩むほど眩しい曇り空には僕らの
静かな悲鳴さえ見つからないから

自由落下の速度で自由主義を哭こうか
飛び立つ嘘吐きをカラスが見下ろす

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

屋上にて(仮)

【埋没作】
イトシン 様 http://piapro.jp/t/GXpT へ応募。
例によって前Ver.にひらがな在りマス。

哀と楽がテーマらしいのですが、だいぶ哀に傾いてる気がする(´・ω・`)



地面まであと○メートル。

閲覧数:135

投稿日:2014/10/13 22:56:59

文字数:329文字

カテゴリ:歌詞

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