儚さ薄紅 透きとおるの
それは夢幻 掬えないね
遥か遠く影の名残り
雪はとけて想い想われ
わたしは踊る
櫻雨紛れ幸せ溺れ
誰のもとへ行(ゆ)くのか
風のなかで秘めごと結い
鈴は唄い毱流れ
霧を纏い初恋を忘れ
やがてうたかた
静か静か通り過ぎて
足音が消えた
探る指にぬくもり
彼方の陽は人知れず
幾星霜巡れば
相見(あいまみ)える待ちぼうけの時ひとひら
雲がすべて隠してしまう
終わり告げてひとりで
眠りにつく 愛し恋し…
(間奏)
今更に染まる艶やかさ
瞼閉じて馳せてそして去る
赦さなくていい
枯れた後にも跡をつけて
わたしは踊る
留まれない切なさ
はらりはらりとめどなく
幾星霜巡るも
その追憶霞みながら舞い散る
やさしさそばに落ちて
——ひらがな——
はかなさうすべに すきとおるの
それわむげん すくえないね
はるかとおくかげのなごり
ゆきわとけておもいおもわれ
わたしわおどる
さくらあめまぎれしあわせおぼれ
だれのもとえゆくのか
かぜのなかでひめごとゆい
すずわうたいまりながれ
きりをまといはつこいをわすれ
やがてうたかた
しずかしずかとおりすぎて
あしおとがきえた
さぐるひにぬくもり
かなたのひわひとしれず
いくせいそおめぐれば
あいまみえるまちぼおけのときひとひら
くもがすべてかくしてしまう
おわりつげてひとりで
ねむりにつくいとしこいし
(間奏)
いまさらにそまるあでやかさ
まぶたとじてはせてそしてさる
ゆるさなくてい(い)
かれたあとにもあとをつけて
わたしはおどる
とどまれないせつなさ
はらりはらりとめどなく
いくせいそおめぐるも
そのついおくかすみながらまいちる
やさしさそばにおちて
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