ひょんなことから始まった 素人嘘吐き名探偵

素性も解らぬ名探偵を頼りに来るのは表に出れない者ばかり

嗚呼 金と誘惑が纏わりついてくる 嗚呼 それに溺れて笑う馬鹿ばかり

恋する乙女を騙して 証拠探し 狂わせる乙女心

バレる前にと消え去って 金に溺れた人生を夢見ているのです



喰われた夢はいつかどこかでゴミになり 灰になり 消えていくのです

喰った夢は最初からなかったように なくなった 消えていったのだ

宙に舞う紙切れ 嗚呼 もうこれもゴミだ!



金持ちの坊ちゃんが誘拐されたらしい 名探偵は嘲笑う

金に不自由してないガキなんてさ 未来なんてなくなっちまえ

嗚呼 飛び込んできた女の泣き声 嗚呼 振り下ろした拳があの時の感覚憶えてた

真紅に染まった床を見て 証拠探し 指紋ひとつない

これは迷宮入りだ それでも俺は名探偵!



壊れた心は投げ捨て 踏み潰して 蹴り飛ばして 消えていくのです

壊した心はゆっくりじっくり味わって 噛み砕いて 腹の底へ消えるのだ

胃袋が叫んだ 嗚呼 もっとくれよ!



痛いよ 痛いよ 痛いって叫んでる どこから聞こえる?


あの女の、この女の、あのガキの 声がキコエタ


素人嘘吐き名探偵は 楽しそうに嬉しそうに 笑ったんだ



「もう 聞こえないよ」




耳から流れ出す あの痛みは もう消えた もう消えた


あの声は聞こえないよ




ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

探偵は笑った。

途中でごちゃごちゃになりました。

閲覧数:72

投稿日:2012/08/06 22:03:33

文字数:611文字

カテゴリ:歌詞

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