しなやかに伸びる腕は
ひとつの声を掴みました
少しだけ耳をすませて
その声を聴きました

これほどに静かな夜には
きっと何かが起こるのでしょう
少しだけ瞼を閉じて
白の世界を拒みました

幾度の朝を迎えることなく
夢の粒たちは消えていった
幾度の夜を目覚めることなく
愛の粒たちが弾け散ったのは

この体も 心も全部
あの空に還せたのなら
記憶の中ずっとずっと
忘れることなく、終わるのでしょう

鮮やかに滴る雫は
ひとつの闇を溶かしました
少しだけ赤を零して
その意味を求めました

これだけの誓いの中にも
きっと何かが足りないのでしょう?
少しだけ瞼を閉じて
黒の世界を望みました

この体も 心も全部
あの空に還せたのなら
記憶の中ずっとずっと
忘れることなく、終わるのでしょう

私もあなたも、終わるのでしょう
この世界さえもおわれるのでしょう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

オワリノ

閲覧数:46

投稿日:2012/03/02 15:41:00

文字数:376文字

カテゴリ:歌詞

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