小さな頃の夢は世界を平和にするみんなのヒーローだった
今は横目でニュースさえ素通りして
見えないふりをする

人の思いの重さに繋がり求めても
理想を物語ることは容易すぎて
誰も見失う

ああ　空の青さは
歪むことを知らずに続いてゆく
長く続いた雨も
いずれ上がり緑色が光る
数多才なき唯一の存在たちへ
今映る景色は普遍でないこと

小さな蝶が舞った遠く離れた場所で竜巻が起きる理論
生きたくないと言った遠くで命が奪われる現実

優劣のレール敷いたのは紛れもない自分
省みずに他を他の物差しで評価してた
無意識に

一面の赤に
偽りも真実にも満たされて
今日も何処か流れる涙は
歓喜か悲しみなのか
僕ら決めるすべを知らないままに
灰を黒に変えて過ちとする

どんなに踏まれてしまっても
立ち上がろうとする命の強さに

僕らはいつか訪れくる夜明けをそれでもと願う

白く穢れを知らぬ真新しい明日を望むけれど
負けず耐えぬき歩んできた記録（レコード）を抱いて
後悔も醜ささえ認められたら
気付くだろう
世界はこんなにも美しいと