【無知な哲学】

Ａ

遠い遠い場所　近い近い場所
何処に行きたいのか　何処にいるのか

誰もが望んでいる自らの居場所
既にあるのか　そもそも無いのか

Ｂ

此処まで来た此処まで来たようだ
此処で良かったのか間違ってないのか

自問自答して答えは海の底
掬い上げなきゃ絶対に見付けられない

Ｓ

点と点　線と線　結んだら出来ている
そういう繋がり信じて生きてみたい

網のような世界　情報だけ交錯
真実なんてバラバラ同じ景色じゃない

難しい事なのか簡単な事なのか
分からないままでも生きていける不思議

Ａ

望み望む場所　拒み拒む場所
脳が教えている次の選択

間違い散りばめても正解は異質
普通ではない答えを求めて

Ｂ

進んで来た後退していない
道に迷う事　正しさ分からず

他人傷付けて自分も傷付けて
殻に閉じ込め心の在処求めて

Ｓ

人と人　群れと群れ　一人では分からない
誰かの言葉に影響受けて威張る

何も無くて有ると言い張る偽情報
掴んだ世界　真実　過去に刻まれてる

未来なら動いてる過去すらも動いてる
停まっているのは今　動き出せと叫ぶ

Ｃ

生きるとは何か人生とは何か
哲学してみても分からない分からない
それでも考える生きている限り

Ｓ

闇と闇　黒と黒　同じではないと知る
一人で彷徨い信じて陰を生きる

光なんてないと思えば照らされない
悲しみだけを掴んで笑いすらも忘れ

孤独だと決めている繋がりが見えてない
見えたなら変われる見えてないと終わる


＜ひらがな仕様＞


【むちな　てつがく】

Ａ

とおい　とおい　ばしょ　　ちかい　ちかい　ばしょ
どこに　いき　たいのか　　どこに　いる　のか

だれもが　のぞんで　いる　　みず　からの　いばしょ
すでに　あるのか　　そもそも　ないのか

Ｂ

ここまで　きた　　ここまで　きた　ようだ
ここで　よかった　のか　　まちがって　ないのか

じもん　じとう　して　　こたえは　うみの　そこ
すくい　あげ　なきゃ　　ぜったいに　みつけ　られない

Ｓ

てんと　てん　せんと　せん　　むすん　だら　できて　いる
そういう　つながり　　しんじて　いきて　みたい

あみの　ような　せかい　　じょうほう　だけ　こうさく
しんじつ　なんて　ばらばら　　おなじ　けしき　じゃない

むずか　しい　こと　なのか　　かん　たんな　こと　なのか
わから　ない　まま　でも　　いきて　いける　ふしぎ

Ａ

のぞみ　のぞむ　ばしょ　　こばみ　こばむ　ばしょ
のうが　おし　えている　　つぎの　せん　たく

まちがい　ちりばめ　ても　　せい　かいは　いしつ
ふつう　ではない　　こたえを　もとめて

Ｂ

すすんで　きた　　こうたい　して　いない
みちに　まよう　こと　　ただしさ　わからず

たにん　きずつ　けて　　じぶんも　きずつ　けて
からに　とじ　こめ　　こころの　ありか　もとめて

Ｓ

ひとと　ひと　むれと　むれ　　ひとり　では　わから　ない
だれかの　ことばに　　えいきょう　うけて　いばる

なにも　なくて　あると　　いいはる　にせ　じょうほう
つかんだ　せかい　しんじつ　　かこに　きざま　れてる

みらい　なら　うご　いてる　　かこ　すらも　うご　いてる
とまって　いる　のは　いま　　うごき　だせと　さけぶ

Ｃ

いきる　とは　なにか　　じんせい　とは　なにか
てつがく　して　みても　　わか　らない　わか　らない
それでも　かんが　える　　いきて　いる　かぎり

Ｓ

やみと　やみ　くろと　くろ　　おなじ　では　ないと　しる
ひとりで　さまよい　　しんじて　かげを　いきる

ひかり　なんて　ないと　　おもえば　てら　されない
かなしみ　だけを　つかんで　　わらい　すらも　わすれ

こどく　だと　きめ　ている　　つな　がりが　みえ　てない
みえた　なら　かわ　れる　　みえて　ないと　おわる