(ああ。暇だ・・・。)
ミクはこう思っていた。
ミク(初音ミク)は1年前両親を亡くした。
それからミクはあまり寝れずにいた・・・。
(そう言えば昔夢を食べてくれる人の話を聞いたな・・・)

「確か・・・夢喰い白黒バク・・・だったっけ・・・?」
ミクはそう呟いた。
(でも・・・来てくれないよね。)
そう思い窓の方に目をやる。
(え・・・!?)

「僕を呼んだ? お嬢さんw」
突然現れた少年は言った。
「だっ誰ですか・・・?」
「僕は・・・夢喰い白黒さ」
それを聞いたミクの目は輝いた。
それほど、来て欲しかったからだ。

「これはお嬢さん。こんな夜中なのに眠れずにいるのかい?」
ミクは素直にうなずいた。
「それなら僕が魔法をかけてあげよう。ただし。月が満ちたとき、君の夢をもらっていっていいかな・・・?」
バクはそうミクに問いかけた。
「うん!! いいよっ!!」
ミクはそう言ってしまった。
「じゃあ。指切りで約束しよう。」
そう言ってバクとミクは指切りで約束した。

「怖い夢を見たんだね。 僕にまかせて。君の怖い夢全部食べてあげるから」
バクはミクにそう言った。
「もう心配ない。ゆっくりお休み。  嫌なこと全部忘れてさ・・・」

いつのまにかミクはぐっすり寝ていた。
バクは、ミクの頭をなでながら・・・
「あ~あ。約束しちゃったw ま。僕は夢を食べられるからいいや♪」

バクはそう言って黒い笑みを浮かべた。                 

                                  ~続く~

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夢喰い白黒バク

閲覧数:530

投稿日:2012/01/21 13:02:49

文字数:672文字

カテゴリ:小説

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