──平穏な日々は、唐突に崩れて。

とある村の片隅に慎ましく暮らす
双子の姉弟“トキ”と“ソラ”がいた
ある日のこと 職場に行った弟が
日が落ちても帰宅することはなかった

心配する姉に突如響いた
「汝の捜物は東にあるだろう」

聞こえた謎の声に戸惑う
気のせいだと思い 他の手段探した
だけれど手がかりはどこにもない
あの声を信じて 時(きみ)を捜す旅の空

とある街の酒場にて ひとつの噂
『東の塔の魔が目覚めた』という
塔に出入りしていたのは
黒髪の時計師見習いの少年であった

──その魔は人間を時の狭間に閉じ込めてしまうという
真偽は定かではないが、僅かな光明があるのなら…
と、少女は東の塔へと目指した。

辿り着く塔の中にいたのは
行方不明の弟の姿を見た けど
雰囲気は人間(ひと)ではないナニカで
こみ上げる 怒り
トキを返せ“時を操る呪われた懐中時計(クロノルナ)”…!

──少年は“刻ノ月(クロノルナ)”の魔力に魅了され、封を解き、呪われた。
小娘程度の力では勝てるわけもなく、“刻ノ月”は姿を消す。

絶望する少女の脳内に再び謎の声が響く。
その声の主は“空ノ月(コーロスルナ)”といい、
暴走する片割れを止めたいのだと。
よかったら手を組まないか、と持ちかける。

少女は禁忌の力に手を伸ばした……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

時を捜す旅の空(lyrics)

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投稿日:2024/03/27 20:34:48

文字数:562文字

カテゴリ:歌詞

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