【1A】
あの世界から
ぼくたちは
飛び出して来たんだ
いつだって忘れない
忘れたくはないことがある

【1A'】
閉ざされていた
あの扉
開けたときに知った
こうやってぼくたちの
過ちが許されないなら

【1S】
ぼくら二人できることを
何も知らず閉ざしていた
生きるその意味も
きみの運命も
まだ判らないまま

きみの描いた世界には
ふたりの夢があったかな
やりなおすことが
どこでできたのか
ただ
それがぼくは今もわからない


【2A】
許されること
ない道を
歩いてきたのかな
いつだってぼくたちは
嘘つきになれなかったんだ

【2A'】
すれ違うたび
誰一人
信じられなかった
そうやってぼくたちは
走り続けてきたのだから

【2S】
きみの名前を呼んでみる
暗い海の向こう側に
光射す場所が
もしもあるのなら
きみがそこにいるなら

きみの声が聞きたいんだ
ぼくの願いかなうのなら
この広い海の
波の向こうから
きみの
笑う声がもしも聞けるなら


【LS】
きみとぼくとの来た道を
いつか誰かに伝えたい
ここにいたことを
きみといたことを
ぼくは忘れたくない

空はあのころと同じに
ぼくを見下ろしているけど
きみの見たものが
描いた世界が
そう
それがきみの生きた意味だから


+++++++++++ひらがな++++++++++
【1A】
あのせかいから
ぼくたちわ
とびだしてきたんだ
いつだってわすれない
わすれたくわないことがある

【1A'】
とざされていた
あのとびら
あけたときにしった
こおやってぼくたちの
あやまちがゆるされないなら

【1S】
ぼくらふたりできることお
なにもしらずとざしていた
いきるそのいみも
きみのうんめいも
まだわからないまま

きみのえがいたせかいにわ
ふたりのゆめがあったかな
やりなおすことが
どこでできたのか
ただ
それがぼくわいまもわからない


【2A】
ゆるされること
ないみちお
あるいてきたのかな
いつだってぼくたちわ
うそつきになれなかったんだ

【2A'】
すれちがうたび
だれひとり
しんじられなかった
そおやってぼくたちわ
はしりつづけてきたのだから

【2S】
きみのなまえおよんでみる
くらいうみのむこうがわに
ひかりさすばしょが
もしもあるのなら
きみがそこにいるなら

きみのこえがききたいんだ
ぼくのねがいかなうのなら
このひろいうみの
なみのむこおから
きみの
わらうこえがもしもきけるなら


【LS】
きみとぼくとのきたみちお
いつかだれかにつたえたい
ここにいたことお
きみといたことお
ぼくわわすれたくない

そらわあのころとおなじに
ぼくおみおろしているけど
きみのみたものが
えがいたせかいが
そお
それがきみのいきたいみだから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

曲募集「ぼくたちの来た道」 ドラマの主題歌みたいな感じで作りました。(ひらがな表記付き)

これは他の方の曲に合わせて作詞させて頂いたものの、あえなく不採用になったものです。
でも、もし改めてどなたかが曲をつけて頂けたら、ものすごく嬉しいです。
下記のような架空のドラマを想定して、その主題歌のつもりで作詞しました。

ストーリー:
幼い数也(かずや)が入っていた海辺の孤児院に素子が転入してくる。成長するうちに二人は親しくなる。
孤児院の子供がいなくなる事件が幾度か起こり、経営陣に不信感を感じて二人は孤児院を脱走する。
素子には、自分の見た光景を後で克明な絵に描ける能力があり、数也も人の会話をすべて記憶する才能があった。
戸籍を明らかにできない二人は、様々な経緯からフィッシング詐欺の事務所で働いたりしているうちに犯罪現場に遭遇し、以来犯罪者集団から追われるようになる。孤児院の役員達も二人を追っていた。
逃亡生活の傍ら二人はそれぞれの親を探し始める。やがて二人は愛し合い素子は妊娠する。
二人とも母親は亡くなっていることが判るが、父親は同一人物の可能性が出てくる。その人は天才数学者と言われた大学教授で、現在は行方不明だった。
二人は自分たちがもし異母兄妹だったとしても子供は産み育てようと誓い合う。
犯罪者に追われて素子が事故に合い、入院する。
数也も孤児院の役員に拉致されて会いに行けない。
素子の病室で追手が器具に細工したことから、素子は危篤状態になり死んでしまう。

数年後、数也は本の出版パーティーをしている。素子の描いた絵が元で孤児院の犯罪が明るみに出て役員達は逮捕された。二人を追っていた犯罪者集団も数也が記憶していた会話が糸口で検挙された。
数也は自分たちの経験を本にして出版したのだ。それが世に出ることで父親と会えるかもしれないと考えたから。
数か月後、数也がむかし孤児院のあった岬で海を見ていると、近づいて来る人影がある。それは素子の絵に描かれていた男性で、二人の父親だった。

文字数は曲の流れで変更可能です。

【1A】
7+5+9+10+13
【1A'】
7+5+9+10+13
【1S】
12+12+8+8+9
12+12+8+8+2+14

【2A】
7+5+9+10+13
【2A'】
7+5+9+10+13
【2S】
12+12+8+8+10
12+12+8+8+3+14

【LS】
12+12+8+8+10
12+12+8+8+2+14

閲覧数:348

投稿日:2020/11/15 23:00:16

文字数:1,170文字

カテゴリ:歌詞

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    金熊猫.wav

    ご意見・ご感想

    お世話になっております金熊猫です。

    作品を拝見させて頂きました。
    大切な人と過ごした証をなんとかして残したいという想いを感じる素敵な作品だと思いました!

    結果についてですが、貴重なお時間を割いて頂いたところ申し訳ありませんが、今回は別の方の作品を採用させて頂きます。

    たくさんのご応募を頂いたのと当方が多忙であるためにお返事が遅くなってしまい大変申し訳ございません。また機会がありましたらよろしくお願いいたします、それでは失礼いたします!

    2020/10/17 00:21:53

  • 金熊猫.wav

    金熊猫.wav

    ご意見・ご感想

    畑中しんぞうさん、初めまして金熊猫です。

    この度は素敵な歌詞をご応募いただきありがとうございます。当方が多忙なのでまだ内容に関しては拝見できていないのですが、結果も含めてまた後日改めてご連絡させて頂きたいと思います。

    それでは失礼いたします。

    2020/09/20 23:58:40

    • 畑中しんぞう

      畑中しんぞう

      金熊猫さん、はじめまして。
      メッセージどうもありがとうございます。
      よろしくお願いいたします。

      2020/09/21 10:20:36

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