夜を嬲っても
落ちた参列 君だけ置いて
飲み下した月が喉に落ちていく──

残光 残響 一瞬の閃光
朝靄に連れ去られた可惜夜の涙
燻り出された灰色に
埋もれた春の肋骨

蜉蝣は吐いた 「浮舟は何処に?」
空蝉の流れに逆らい
雲漏れ月の日脚を駆けて
爽籟に揺れる風花

崩落を見た鴉が嘯く
「世は並べて事も無し」
仄見えた天つ日に帰らむとも
偃月を人は啄む

良い口に抱いた薄紅

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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月籠り

花いちもんめ。

閲覧数:380

投稿日:2021/07/10 11:23:03

文字数:188文字

カテゴリ:歌詞

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