蒸し暑い古ぼけた八畳間で
崖っぷちでぎりぎり暮らす日々だ
寝不足が続いても今日も書いてる
実をつけないままで 物語を

「ほら、今夜のおかずは
あなたの大好物、唐揚げ。」
「なんとかなるよ、私がついてる。」
ただ君はそう言って、微笑む

君と暮らす日々は
奇跡、それ以上だ
小さくしぼんだ心も
勇気で膨らんでくよ

意地だけの努力など意味をなさない
「もう諦めれば?」 人々は言う
大それた目標は恥知らずだ
身の丈を知るのが大事らしい

「あら、私は好きだわ、
あなたが書いてるその小説。
ほら、『雨ニモ負ケズ』の人…
ええっと、名前は何だったっけ?」

思い悩む日々も
君にほころぶんだ
そよ風みたいに、ふたりで
ずっと寄り添えるなら…

死ぬ時は誰もが一人
何も持っていけないとしたら
この世界と君に何を
残せるかを考えてる

君と生きる日々は
奇跡、それ以上だ
小さくしぼんだ心も
大きく膨らんでくよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

小編小説 片隅で

かずやMusicさんとのコラボ曲の作詞担当させていただきました。

作編曲 かずやMusicさん
作詞 夏野未完
イラスト ノーコピーライトガールさん

閲覧数:84

投稿日:2022/07/14 17:08:07

文字数:403文字

カテゴリ:歌詞

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