愛には見返りが必要だ
“ありがとう”も
言えなくなってしまうのは
とても悲しいことなんだ
だから生きているうちに
伝えたい事を伝えなくちゃ
棺桶の傍でそう思いながら
私は子供のように泣いた

「機械仕掛けの僕ら」

私たちは言葉に飢えていた
優しい詩(うた)も悲しい詩も
私たちには必要だった
私たちは決して分かり合えないが
手を取り合う事はできるんだ
できた筈なんだ
地球人類全員が手を挙げれば
救われる子供も増えるのだろうか?
ありとあらゆる悲劇よ
早く終わってくれよ
生きる上で痛みもなくてはならないが
不条理があまりにも多すぎるんだよ
聞こえていますか?
命を懸けて叫んだこの願いを
私たちはあと何回涙を流せばいい?
鳴り止まない悲鳴と鉄の音
祈りの行方は未だ不明
このままでいいのか?
ずっとこのままなのか?
冬が去っても桜は咲かなかった
受け入れられない実情に目をつぶった
認めたくないから耳を塞いだ
自分の周りが平和過ぎると
他人の不幸に対して鈍感になる
ある日を境に人が減った
人々の憎しみがそうさせた
これで何度目だろうか?
学ばないんじゃない
学べなかった者が
また学ぶ為に起こすんだ
今までもそうだった
ソイツは忘れた頃にやってくる
ある日突然私たちの前に姿を現す
多分もうそろそろだ…
愛には見返りが必要だ
“ありがとう”も
言えなくなってしまうのは
とても悲しいことなんだ
だから生きているうちに
伝えたい事を伝えなくちゃ
棺桶の傍でそう思いながら
私は子供のように泣いた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

機械仕掛けの僕ら

閲覧数:216

投稿日:2023/10/19 06:40:10

文字数:649文字

カテゴリ:歌詞

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