私は知った
あなたが現世（ここ）から去ってしまったことを


あなたは知ってる?　私の想い
それは幼い頃　暗く寂しい世界を
一瞬で 明るく温かいモノに 変えてしまった


そして同時に変えた　私の想い
それはあなたが　他の人とは違う
“トクベツ”で 会うたび胸の鼓動が早まる


こんなことは 今までなかった
感じることすらなかった


少し大人になって 分かったよ
これが“コイ”なんだね
あなたが好きなんだ　誰よりも好きなんだ
でも、やっぱり子供で
言うことができない　恥ずかしいんだ
そのまま季節は何度も巡った


時は経ち　あなたはいない
今 再び 暗くなっていくセカイ
幾人が 愛を伝えても変わることはない


孤独で とても冷たい
後悔と嘆きの日々が続く


教えて　もし あの時
伝えられていたら
少しでも同じトキ　同じ日々を過ごせただろう
でも　やっぱり駄目で
未熟で不出来な 私では
あなたが居たとしても伝えられない


溢れ出す雫と一緒に
消えそうだった私に
居ないはずのあなたが伝えた
感謝と愛のコトバ
一瞬で こぼれ出す笑顔と涙
そして“スキ”の気持ち


枯れ果てた声だけど 今なら言えるよ


愛してる
トクベツな アナタへ...―――――