春の歌を忘れた銀色の世界が
鮮やかな木漏れ日で虹色に染まってく

凍えた頬にそっと触れる指先から
溢れ出す温もりに心溶かされていく


【淡く消えそうな透き通る肌に甘く爪を立て引き寄せた唇】


震えるように小さく揺れて 可憐に咲いた赤いアザレア
眩めく戸惑いに酔いしれて 花弁を染める


絶え間なく吹き荒ぶ藍色の夜風が
掻き消した囁きは鈍色の熱情

はにかむ頬をそっとなぞる指先から
少しずつ少しずつ刻み込む劣情


【赤い炎にこの身を焦がして 永遠に続く夢 霞んでく陽炎】 


敷き詰めた花びら 影を重ねながら
愛しさに イトシサに 心委ねていく


艶めく声で歌い躍らせて 華麗に咲かす白いアザレア
眩めく戸惑いに伏せられた仮面の下 歪めた唇

誘う右手 伸ばした左手 絡まる指 二色のアザレア
月明かりに妖しく抱かれて春を待たず狂い咲き舞い散れ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

azalea

神楽ちゃんの鼻歌を曲にする企画で書かせて頂きました。

厨二…あぁ厨二…なんという素敵な響き…。


アザレア = 私は初恋です
赤いアザレア = 愛を知った喜び
白いアザレア = 充足

花言葉って同じ花でもたくさんあるんですね。

閲覧数:255

投稿日:2012/06/03 23:20:40

文字数:378文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました