≪「ロジックガール」に於ける論理学の専門用語の補足説明≫を踏まえた各用語をあてはめて歌詞について説明していきます。

①番目の歌詞について

タイトルの「ロジックガール」については、クラスメイトから呼ばれている主人公の女の子のあだ名です。
で、その呼び名は、主人公の女の子「ロジックガール」からすると、
ソフィスト(詭弁家)達は憧れのような存在でそういう人達にすら笑われるあだ名だと自分を卑下しています。
どうしてそういうあだ名が自分についたのか疑問に思って推理しているのが①番目です。

②番目の歌詞について
 「ロジックガール」が「恋は論理学によって全てを説明できない」という「命題」に対して感情的になってしまい、
「恋は論理学によって全てを説明できる」という「命題」に置き換えて証明しようとしています。
この辺がかなり高度になっていて…クラスメイトは「恋は論理がすべてじゃない」と言っています。
あくまで「論理学的視点」でこの発言をしていないにもかからわず、
論理学における視点で証明をしないと満足できない「ロジックガール」はこの時点でもう既に、論理学の禁忌を犯す誤謬にあたる行為をしていて、
クラスメイトは「ロジックガール」のそういう性質を踏まえて罠に嵌める「ソフィスト」みたいなことをやっている……
ということなんですよね…。
 結局「ロジックガール」は無理やりにでも証明して真理値、つまり真か偽かを導き出したい自身の気持ちを優先してしまっていて、そのまま証明をごり押しします。

最後のサビの歌詞について
 周延については、補足説明を一通り目を通して頂くとなんとなくはわかるかな…と思います。
完全には歌詞書いた私もわかってません(ごめんなさい!)

「ロジックガール」をA。「Aが好意を持つ人」をBとします。
すると「≪AがBを好きである≫は≪BがAを好きである≫である」は周延されていないと言えます(多分)。
かつ、この場合の前者をC、後者をDとした場合を考えると、
CはAの気持ちそのものです。
Dは、AがBにそうあってほしい願いです。
DはAの視点からは告白を実行しないと真偽を判定できない事柄です。

そして、≪相手の気持ち周延されていないからフラれた≫というのはAの視点故の言葉で
なんとなく言いたいニュアンスこそわかるものの、
そもそも「相手の気持ち」がどうであるかを観測しない不確定要素のままAが勝手に思い込み「相手は私のことを好きではない」と決めつけて告白自体を諦めて相思相愛だったかもしれない可能性を0にしてしまったという歌詞の内容なんですよね…。

つまりそこで初めて0か1を無理やり0にすることで論理学的証明を果たすことを優先してしまったという落ち…。
これは結局論理学的に誤謬です。
しかも意図的な誤謬ではないので、詭弁にもならず……
「ロジックガール」としては、取柄の「論理学」も「青春」も捨ててしまったという悲しい…というよりただのおバカ少女のお話でした(笑)

……そこまでの流れまでを意図してクラスメイトが「ロジックガール」に聞こえるように話していた、という末恐ろしいどこかの高校を思い浮かべて歌詞を書きました。
これは実質、想像を絶するホラーですよ…ね…
そんな高校あったら、この世はすべてがダークサイドに包まれていてもおかしくないくらいやばいですよ…(深淵に永遠に落ちていくような絶望)

 この楽曲を書いたのが2014年4月で、丁度その前年大学にて論理学を取っていたのでそれを利用して歌詞を書こうと思って書いた記憶があります。
今思い返すと、ここまで意図して書いた当時の私が怖いので、封印しましょう、そうしましょう…。(失神)

楽曲自体は、ミクさん当時本当に発音が悪くてこれでも相当頑張ったんですけど、はっきり言って半分以上聞き取れない気がする…。
ごめんなさい(失神)(二度目)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

歌詞についての補足説明

私のオンガク作品
「ロジックガール」
の歌詞についての補足説明です。

閲覧数:179

投稿日:2021/09/17 00:03:25

文字数:1,617文字

カテゴリ:その他

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