君のその優しさに
泣いてる僕がいることを　君はたぶん知らないんでしょ
あのコにあった勇気が　私になかった
ただ　それだけのこと

冗談めかして言った　「大嫌い」っていう嘘
「ホントは大好きだよ」　大袈裟に言って笑った
「知ってる」君も笑った

どうして届いた言葉でさえ
本当(ほんと)の意味　伝えてくれない
真っ直ぐ届いてほしいのに　言葉は残酷だね
自分の弱ささえみんな
見つめたくなくて口つぐんだ
言えることなんてないよ、、、


忘れてしまいたい
そう願ってしまうほどに　君のこと考えちゃうね
あのコの話をする
横顔が好きなんだと
ねえ　気付かせないで

スキ、とちゃんと言えても　スキにはなってくれない
俯いたまま言うの「変わることって難しいね」
「そうだね、」君が呟く

どうして届かない想いだけ
こんなに重くて胸を刺すの
涙で滲んだ　君の背中に手を伸ばせなくて
誰かのせいにしたかった
冷たい指先握り締め知った
求めてばっかりだったと


確かにそこにあった　夢にまでみた恋が


どうして届いた言葉でさえ
本当(ほんと)の意味　伝えてくれない
でも言い訳なんてしないって決めた

ごめんね、私も強くなるよ
離れ離れになったとしても
遠すぎてどこから聞こえてるのか分からなくても
君の声を探し出すよ
大切な想い言葉にして　伝えたい、必ず

戻すことは出来ない時間
その中に僕らは立ってる
曖昧すぎる言葉を繋ぎながら
傷付けて傷付けられもして
癒して救われて知ることを
儚く脆いその真意を確かめながら……