今日から私は、昨日のことがばれてしまったので、多くの使用人に無視をされてしまうようになった。
それは、リンさんが皆に言ったことらしい。

でもそれは、私がクオに手伝わせたからなんてことが悪いのだから、自業自得だ。
だから私はそれについてはもう気にしないことにした。

――もうあまりクオに頼っちゃいけない…!

そんなことを思いながら私は、さっきリンさんが言っていたことを思い出した。

『あなたは人気者だから無視されたことなんてないでしょ?』

なんでリンさんはあんなことを言ったのだろう。
普通に考えてみれば、大体の人は無視なんてされたことはないと思うけど…?


ここまで考えた所で、やっとクオの部屋についた。

―コンコンッ―
「失礼します」

そう言って私はいつもの笑顔を作って、いつも通りクオの部屋に入った。
私は、いつも通りに仕事をこなし、いつも通り会話をする。

でももう、この会話は私の意志でやっているものではなく、ただの『仕事』だ。

リンさんのことについてなど、気になることはあったが、クオには頼らないと決めたのだから、このような話はしてはいけないと思い、何も、訊かなかったー…。


トライアングル * 第14話 *


--次の日、午後--

今日は仕事が休みの日。

ロッカーの中のものがなくなってからは、私は毎日置いてあるものを持って帰るようになった。
――あれくらいじゃ、私は負けない…!

だから少し荷物が重いが、学校のように、教科書がどっさり入っているわけじゃないから、まだましだ。

他にも色々嫌がらせやなにやらたまにされるけど、私はリンさんのあの言葉が忘れられず、リンさんのことを嫌いになるどころか、気になってしようがない。

『あなたは人気者だから無視されたことなんてないでしょ?』
こんな言い方をするのだから、リンさんはきっと、無視をされたことがあるのだろう。

――…だとしたら、学校しか、ない。

今、リンさんは高校生なので、無視されていたりしたのは中学生の可能性も高い。
だけど私は、リンさんが今無視なんかをされていたらどうしようかと思い、何が出来るかは分からないが、ルカさんに聞いたりして、リンさんが通っている高校に来てみてしまった。

今日は、クオも大学に行く日だから、リンさんも学校に来ているはず。
…職員室に行ったら、学校入らせてくれるかな…?

などと思いつつ、とりあえず行動してみることにした。

職員室に行ってみたら、快く学校側は見学させてくれると言ってくれた。
そこで、リンさんを探しに3年生の棟に私は足を踏み入れたのだ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

トライアングル * 第14話 *

遅くなってすみませーーーーん..((((;´゜Д゜)))

約2か月ぶりのトライアングルでございます…。。
待っていてくださった方、本当にありがとうございました;;

これからはもっとバンバン投稿していきたいと思います…!


…そういえば解釈の方も超ためてるんだった(゜A゜;)

閲覧数:199

投稿日:2012/07/06 19:25:03

文字数:1,097文字

カテゴリ:小説

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  • しるる

    しるる

    ご意見・ご感想

    連載再開!

    ミクは相変わらず鈍いというか、前向きというか…ww
    そして、この行動力である!

    いやぁw主人公として、頼もしい限りですなww←誰?

    2012/07/07 03:44:58

    • 亜梨亜

      亜梨亜

      さっそく(?)読んでくれてありがとうございます;;

      ミクみたいな性格の人なんてこの世に存在しない気がする…
      って思いながら書いてますww
      でもあの行動力はちょっと私も欲しい…w

      頼もしい…のかな?
      ありがとう><

      2012/07/08 09:34:59

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