涼しい 夏の森
水滴が飛び交う
流れるを知った 止まるを知った
昼はもう来ない

優しい 夕の空
風が頬を撫でる
流れていく 止まらない
君はもう来ない?

羽根を広げ 一思いに
想いの実がなる木から木へ
懐かしい あの声は
二度と 響かない

『生きる』 理由を話すわ
君はただ 目を瞑ってて
星が 目を覚ます前に
精一杯 気持ちを叫ぶの
きみにきこえてるのカナ


悲しい 声で泣くわ
きっと届かないでしょう
あの想いが 嗚呼重いわ
まるで林檎のようね

哀しい 聲で鳴くわ
きっと気付かないでしょう
あの思い出 この想いで
一番輝かせてみせる

時の音は オルゴール
ピアノの奏でる音楽も
虫の歌 君の唄
太陽と 月に

儚い 旋律を奏でよう
一生一度の切ないコエで
君の 詩を詠うの
憶えたことのない音で
きみはしってるのカナ


光が泣いているみたい
温めるしかできないと
いずれ離れる運命だ
結ぶことはできないんだ
君と私みたいね
日の下で暮らす私
日の下で暮らした君
虫みたいな私と君

どうして出逢えたのカナ
どうして生まれたのカナ
命懸けで歌うよ
ららら...

君の声を教えてよ!
ナくことしかできないから
君の想いを教えて!
ウタうことしかできないから

綺麗な景色を奏でるの
美しい世界を創ろう
歌はもう終わったから
幸せを探し墜ちていく
きみはしあわせなのカナ

悲しいナ哀しいナ
カナカナ 嗚呼 嗚呼

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悲哀-カナカナ-

恋したヒグラシの歌

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投稿日:2012/06/05 18:18:38

文字数:614文字

カテゴリ:歌詞

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