たすけてよママン ～ぼくはつよくないから～ Ver.090210

２番までですが歌入れが完了したので、うｐしてみました。
歌詞は全コーラス完成しているので、以下に貼っておきます。

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この世に生まれて一番大切なことは
命を紡いでゆくこと　パパンは言いました
いじめられっこで弱虫　泣いても傷跡痛むよ
探し迷っても見つけられない　幸せって何だろな

たすけてよママン
ぼくはそんなに強くはないから
あしたはねママン
あなたがぼくを生んでくれた日
そしてあなたを失った日です

元気だったパパンが　急に倒れました
運ばれた病室のベッドで　ぼくに言いました
まだまだ　こんなところでノビてる場合じゃないのに
もっと働いて　ママの分まで　もっと幸せに…

たすけてよママン
ぼくはそんな幸せいらないよ
お願いだよパパン
元気でいてよ　無理はしないで
もっと体を休めてください

世界には闇と光があること知りました
最初は卵のみんなが　光を目指すけど
どこかで狂って　闇が母体を蝕み
気がついたら光届かない棺に閉ざされて

たすけてよママン
ぼくが生まれてこなきゃ良かったの
死んじゃ嫌だよパパン
命を紡いでゆくことなんて
そんなに大切なことなの　わかんない

パパンは幻となって　消えてゆきました
言葉も涙も温もりも　灰になりました
命を紡いで　生きてゆくのが宿命
それはぼくが受け継いだこと　パパンとママンから

泣かないよママン
ぼくはこれから　強くなれるかな
頑張るよパパン
空の上から見守ってください
ぼくが大切な命紡ぐように
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素直に読むと、一つの物語の完結系。
それでいいのだけど、歌詞では表現できなかったメッセージを込めてみた。

昨今、実の母親や義父による、子供への虐待や殺人のニュースを折々に目にします。
片や、家庭の大黒柱が過労死や自殺しかねないような、労働社会の歪があります。
そしてあらゆる問題の複合によって齎された少子化や、父母を失った子供たち。
その他にも、学校でのいじめを発端にしたような自殺も後を絶ちません。
いずれにせよ、生まれてきた子供たちに罪はないはず。

人間の闇を直視して、命の歌を紡いでみた。
まだ未完成ながらも、歌に込めたのはそんな思い。