ひしめく繁華街の向こう
遠目に見る烏の背
足速に去り行くわたし引き留めては
遥か堕ちた暮れの陽は

懐かしいんじゃなく
あの無垢さを羨んで
帰りたくなる

泣いては笑い幸せすぎたな
現在は面影もなくうつらうつら
夢も 現も時間に融けてく
焦がれては巻き戻す
パノラマにも怯えてる

逃げ込むドアの裏で
アルバムごと置き去りに
はにかむように 怒るように赤らめた
その理由も閉じ込めて

恥ずかしいんじゃなく
過ぎた景色
この距離が情けなくなる

笑えばはしゃぎ泣き腫らしもした
訳もなく啀み合い 別れを知り
写真に写る鮮明な軌跡
焦がされた映像を
今に重ね悶えた

軋むフロアを蹴って
見馴れた街 降り立てば
いつかの場所でよく見ていた夕暮れが
そこにある気がしたんだ

はしゃぎ疲れて ここで一人きり
ディスプレイ泳いでる目の端っこ
いつも過った
見えない時間を恐れなかった少女
故郷の陽に怯えてる

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Nostalgia

Yonetさんの楽曲の歌詞になります٩( 'ω' )و
http://piapro.jp/t/I4fp

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投稿日:2017/05/06 13:00:21

文字数:400文字

カテゴリ:歌詞

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