[アンリファインド・スーベニア]

朝雲が陽を受けて街を照らしていく
旅立つには今日は悪くない
思い立ったらすぐに 服を着替えよう
ぬるい風が僕を冷ます前に

長い旅にはなるまい 荷物は邪魔になる 
食べるものも多くは要らないな
忙しなく急ぎ行く人を街を 見下ろす丘の上 
踏み出すのはただの一瞬だ

土を蹴り

飛び出した 世界が縮む 風が僕を掴み運んでく
行く先は 君の住む町へ
揺れながら 
憧れを雲に重ねて 遠く君の名を歌うのさ

夜が降りたら
星の海に体を 濡らしながら

滑り落ちた栞が 海へ溶けていった 
繰り返す話も悪くない
鳥たちが輪をかいて 雲を囃しだす
花弁のように白く瞬いた

何も無い空の旅さ 人恋しくもなる
目を閉じればあなたを描くのさ
ふと気付く 黒雲にぬるい風 鈍色 空が鳴る
回り道などないさ単純だ!

息を吸い

飛び込んだ 世界が染まる
飛沫 波を纏い 突き抜ける
水の音 風の鳴く声を
聴きながら
雨空に突き立てるように
高く日々の名を歌うのさ

阻むものなど 何もないのさ
君が呼んでるから

雨が止み 霧が晴れ 闇夜が幕を張る
重い体に夜風は呼び掛ける
やがて来る 明時が いつも通り 世界を照らし出す
朝焼けが彩った 街並みを

暖かに滲む日々 淡い時間
僕を急かすように 吹き抜けた
海風の 色を思い出す

春の日に 
騒がしく街を包んだ
懐かしい歌を歌うのさ
溢る言葉で今日を飾ろう
君に出会えたから

下らないこと 気が付いたこと 考えたこと
話したいよ

楽しい話 無意味な嘘 
全てのことを 届けたい君へ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

[アンリファインド・スーベニア](歌詞)

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投稿日:2016/10/24 04:47:25

文字数:680文字

カテゴリ:歌詞

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