響音ワタルと凛音ルイが公園的なところでベンチに座って歌を歌っている。
ワタル「ー…♪…やっぱり、ルイの声いいな。透き通ってそうで」
ルイ 「そんなこと、ないよ。ワタルもいい声してる。」
そこへ、雑音兄妹が通りかかる。
ガオ「ぼえええええ!オレのうたはひびくゼェー!!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」
ザザ「ピーガガガガッ…電波、ガガガガッぴー」
颯爽やってくる。
ワタル「見ない子だね。・・・凄い音楽センス。」
ルイ 「どこのマスター様のボカロだろう・・・?可愛いね^^」
ガオ 「おっ!お前ら!どこのボカロだ?おれは雑音ガオってんだ!」
ザザ 「ぴーがががっががががががががっ」
ワタルとルイに気がついて話しかけてくる。
ワタル「えっと、ぼくはーいくとの所のボカロ、響音ワタルだよ。」
ザザ 「ぴーががががががががががっぴーぴーぴー」
ガオ 「え?」
ザザ 「ピーガガガガッ…電波、ガガガガッぴー」
ワタル「だーかーらー、いくとの所の響音ワタルー。」
ザザ 「ぴーがががっががががががががっ」
ガオ 「え!?よくきこえねーよ」
ザザに向かって、ちょっと不機嫌そうに、ワタルがいう。
ワタル「・・・、ちょっとキミ、音控えてくれる?」
ザザ 「・・・・ワタシノ音、侮辱スルツモリ?」
ワタル「・・・っ!そういうわけじゃないよ。」
ちょっと気まずい雰囲気になる。
ガオ 「ああ、あのよっ(汗)俺、ガオってんだけど、お前は?」
ワタル「…響音ワタル」
ルイ 「私は、凛音ルイ。あなたは?」
そういって、ザザに向かって笑いながら質問する。
ザザ 「・・・・ザザ。」
ルイ 「そう。可愛い名前^^。よろしくね。」
ザザ 「・・・・ぴーががががががががががが」
そっぽを向いて歩いていってしまうザザ。
ガオ 「あわわっ」(汗
いってしまった、ザザに戸惑うガオ
ワタル「キミもそうだけど、どうしてそんな音がだせるの?」
ガオ 「!!っ・・・ショボーン。」
ワタル「あっ・・・ごめん。あの、ごめん。・・・でも、僕は君の声、嫌いじゃない。」
ガオ 「え!?」
ワタル「まっすぐだし、それにインパクトあるし…僕には無理だし。
なによりも、キミが歌が好きそうだしね。伝わってくる。」
ガオ 「そ、そっか!その、…ありがとな!」
ルイ 「ガオ君、ザザちゃんは、人見知りなの?」
ガオ 「んー・・・そうなのかも・・・」
ワタル「じゃあ、ちょっと話してみようか。」
3人でザザに寄る。
ザザ 「ピーガガガガッ電波っ電波ガーガー」
ワタル「あのさ、きみ、もっといい音だせるんじゃないの?
伸びのあるいい声しているのに。」
ザザ 「・・・・・・・・・。」
じっとワタルを見つめるザザ
ワタル「そういう音じゃなくてさ、こういう・・・♪ー」
歌ってみるワタル
ザザ 「・・・・・・・・プイっ」
ワタル「あ。」
ガオ 「あ。」
ルイ 「・・・・・、」
またそっぽを向いていってしまうザザ
ワタル「女の子ってわかんない。キイト兄さんは、よく分かってるみたいだけど、僕には無理だなぁ」
ガオ 「俺もわっかんねえ。」
ルイ 「大丈夫。みてて。」
そういうと、ルイはザザのほうへ歌を歌いながら歩いていった。
そして、ザザに後ろから抱きつきながら、一緒に歌い始めた。
ザザ 「ピーピーピー。」
ルイ 「♪ー♪ー♪ー。」
ザザ 「!?」
ルイ 「^^、そのままそのまま・・・。」
ザザ 「ガーガガガガガッ」
ルイ 「♪ー♪♪♪♪♪っ」
ワタル「テクノ・・・だ。テクノになってる。いい音・・・。」
ガオ 「おおおっ!すげえ・・・!!」
一通り歌い終える。
ルイ「ザザちゃん、いい声^^。
私、ザザちゃんの音、好き。また一緒に歌ってもいい?」
ザザ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぴー。」
ルイ「Okってことかな? ふふっありがとう。」
ワタル「すごい・・・なんかあっち、打ち解けてるよ。」
ガオ 「わー・・・。」
ワタル「僕たちも、うたおっか!」
ガオ 「っ!!おう!!」
ワタル「♪ー♪♪♪♪」
ガオ 「あーああああっ!俺が歌うー!!わたるとー!うたうー!!」
ワタル「あーあああああっ俺も歌うー!!ガオとー!!うたうー!!」
ワタル「あははっ!たまには、思いっきり叫んで歌うのもいいかも。ガオくん。今日はキミにあえてよかった。また、逢えるかな・・・?」
ガオ 「おう!もちろんだ!!」
こうして仲良く叫ぶようになりました!
おしまい
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