新しい風は僕を呼んだ
青く沈んだカラスの輪、流れる箒星


「どこへゆくの?」
独り言みたいに溶けた
終わりのない道がそこに続く

重力に逆らって立ち上がろうとする僕らに
大きな壁が立ち塞がっていたんだ

新しい風は僕を呼んだ
赤く揺らいだ残像に、走る電流
風向きが変わる瞬間に
必死で何か縋らないといけない気がした



もしも君がこの手を離したら最期
きっとこのまま暗闇に堕ちる
大地が怒りに身を震わせる時が来たなら
その怒りを僕が沈めてあげよう

新しい風は僕を抱いた
白く輝く街灯に、こぼす溜め息
黙ったままの君の横顔
透けて消えそな肌を何度も確かめた


新しい風は僕を抱いて
この日に終わりを告げると、姿を消した



新しい朝が僕を呼んだ
黒く歪んだ感情を、包み込むよに
大きな壁はいつのまにか
僕らの目の前から綺麗に消えていたんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Tumultus

応募用。

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歌詞中の「カラスの輪」は烏輪(つまり太陽)を表しています。

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投稿日:2017/06/13 23:40:11

文字数:373文字

カテゴリ:歌詞

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