君はその手で なにを紡いだ
儚くゆれた いくつかの色



僕はこの瞳(め)で なにを見つめた
霞んだ日々を 掴むフリして

夢を恐れて 瞼を開けた
飲み込まれていく そんな気がした


あぁ、いつか見てたはずの 景色でさえも
また滲んで消えるだけの ただの記憶さ


近づけば遠くなるから
少し離れて 夜を迎える

振り向けば 消えていくから
ひとつ戻って 君を送るよ


声が聞こえて なにを想った
いつか見た灯を 包み込むよう

星を零して なにを失くした
霞んだ夜空 今日を映して


望んだら暗くなるから
退屈さえも 曖昧なまま

転んだら繋がるから
息を潜めて 明日を迎える


君から目を逸らすたびに
この胸が少し震えるんだ



時は流れて なにが生まれた
僕はようやく 君を見つめた



欠けた想いも 過ぎた時間も
いつか僕らは 思い出すから

声が枯れても 夢と知っても
刻んだ朝は 君を待つだろう

その手に込めた いくつもの灯を
僕のこの手で いま受け取るよ

もしも明日が まだ見えずとも
きっと僕らは このまま行ける から


君はその手で 明日を開いた
抱えた色に 別れを告げて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ソノテ

テーマは「過去からの脱却」

閲覧数:164

投稿日:2010/07/16 17:09:19

文字数:507文字

カテゴリ:歌詞

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