孤独な少女が森で出会った
ひとりぼっちの天使
翼のない傷だらけの
記憶を失くした少年

温かい食事と手当て
柔らかい寝床と笑顔
少年は見る間に回復した
記憶以外は

少年が探していたのは
優しい言葉と自分の居場所
目の前にあるのが求めた全てと
決して彼は気付かない

元気になった少年は働いた
畑を耕し、魚を捕り
少女と二人で過ごす日々は
とても楽しかった


このままずっとこの土地で
静かに暮らしていけるだろうか
魅力的な考えなのに
なぜかよぎる不安

治った筈の体に走る
稲妻の如き時折の激痛
忘れてしまった大事な何かを
思い出せと過去が叫ぶ

荒野を渡る風が呼ぶ声
幸せになれる筈などないと何故か
わけもなく思い知らされる様に
覚えのない傷が疼く

ある日少女が目覚めた時
寝床がカラになっていた
いつかこんな日が来る事は
分かっていた様な気がした

少年を追って少女は走る
初めて出会ったあの森へ
果たして少年はまばゆい光の中
淋しそうな瞳が振り向いた


気が付けば少女は森に一人
なぜこんな所にいるのか分からない
私どうして泣いてるの
どうして涙が止まらないの

ひとりぼっちの天使がいた
ひとりぼっちの少女がいた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

天使の休日

物語風の詩を三人称視点で。
悪ノシリーズのPVみたいなイメージ。
音が付いたらいいなとか考えて。
曲は自分で書け?
ごもっともデス。

閲覧数:79

投稿日:2008/07/01 18:10:00

文字数:514文字

カテゴリ:歌詞

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