ある日、ボクを見る目があった
キラキラ輝く目に映るボクの姿は
少しはマシかな

その小さな手で指差す
「この金魚がいいな」
その言葉が嬉しくて でも儚くて

大きな空を望んだけど キミの隣も悪くない
その笑顔を ボクはずっと見ていたいから
この姿で踊るよ


毎日のように話し合うキミの顔
365日 違う顔を見せてボクだけに
嗚呼、幸せだ

小さかったその手が何時の間にか
大きくなっていて
ボクは水の中で夜一人 泣いたよ

声を出しても届かなくて 人間になりたいって願う
目の前で泣いてるキミを ボクは抱き締めたい
「オネガイ、カミサマ」


この手で、この声で、キミを感じたい
「ほら、もう泣かないで?」


微笑んだボクに キミは抱きつく
甘い香りが鼻腔を燻って 
ボクはキミを強く抱き締めた

月日が流れても あの日のことは
ボクは忘れない だから
キミも忘れないでいて
生まれ変わったら 今度は
ボクがキミを迎えに行くからね その時まで
「サヨウナラ」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

メトロノームと金魚の夢

「一匹の金魚が、女の子に恋をした。」

限られた時間の中で、ボクはキミを愛せた。
生まれ変わっても、待っていて。

閲覧数:106

投稿日:2014/02/10 19:18:43

文字数:431文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました