分かりきっていたことだよ
期待なんてしてなかった
せめてあの子が泣かないように
世界から言葉をなくそう

何が幸せだとかって
二人にしか分からない
あの子がこっちを振り向くまでは
そっと見守ってなきゃいけない

白い紙に一筆の墨がぽとり
たったそれだけのこと
あなたの大事な人は
昨日あなたを裏切りました
みんな気付いてる
知らないのはあの子だけ

仮面をつけて
うまくやってる人たちもいる
あの子の選んだ道は
あの子が答えを出すだけ

祝福の花束は枯れていく
私は沈黙を貫いて
立ち去ることにしよう
もしも気付いてしまったときには
そっと抱きしめに行くよ
涙が虹になるまで側にいるよ