アバンチュールな夢の中
 僕が目覚める 世界の秒針が動き出した


 僕が迷い込んだのは
 深い森の中で 
 右も左も分からないままで 走り出した

 時間が経っているのか
 お腹がすいているのか
 何にも分からないけど それでも―――

『僕の心臓は』

 アバンチュールな夢の中
 僕が目覚める 世界の秒針が動き出して
 土の中の種が花を咲かせ
 卵から雛がかえった
 あれあれ おかしいな


 昨日の昼下がり
 僕は見てしまった
 黒い王様が死神に変身していく姿を
 
 王様が兵士に命令する
「あの子供を捕まえろ」と
 命が危ない、そう教えたのは 誰なんだ

『命が惜しい?』

 ファンタスティックな夢の中
 僕は目覚めて 世界の秒針が狂いだす
 いつの間にか忘れている
 僕の本当の正体を ねぇ
 君なら 知っているの?


 僕の中にあるのは 蠢く欲望よりも
 軽くて 単純で 儚いものだ
『動き出した時間を止めてくれ』

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

動き出す秒針

少年の夢物語。 <第一幕 夢現>

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投稿日:2013/08/10 14:33:28

文字数:419文字

カテゴリ:歌詞

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