おやすみ、ネバーランド


ただ、ただ君の弱さが
僕のちっぽけな優越感だった


見たくないものが見えてくる
ヒトダモノ
ショウガナイネ
でもやるせないことを諭されるから
「あのね、あたしね、」
で飛び出したんだ

君が抱えた不思議
みんな大人になっていくんだね
もう嫌なことは全部捨て去って
ずっと一緒に空を飛ぼうか

ただ、ただ君の弱さが見たいんだ
僕と同じ温度の目で
じっと乾いた苦、見つめるなら
このままどっか飛んで行ってしまえばいい


聞きたくないものが増えてくる
オトナニナッタカラネ
「違う！」
「あのね、あたしね、」
やっぱ怖い
どうせダメだ
分からず屋だ

誰だって大人になるのは怖いさ
ずっと嫌ってきたもんね
ねえ、あの日、二人ベンチで
描いた夢の答え合わせでもしようか

痛いんだ、見たいんだ
このちっぽけな勇気が報われる
ハッピーエンドの、その先を
抓った瘡蓋の裏を
見たくなるのは
痛みの証明が欲しいわけじゃない
…やっぱそうかもしれない


妖精の粉を浴びたら
大きな船を冒険しよう
大人になったら二度と戻れないから
どうか置いていかないでよ


ただ、ただ君の弱さが
ただ、ただ僕の弱さだ

ただ、ただ君の弱さが見たいだけの
惨めな僕の弱さだ
ずっと前から本当は気づいていたんだ
大人になれていないのは僕の方なんだね
Good bye, my neverland.
Good night, my neverland.