【煉獄ノ牢獄】

Ａ

片翼が堕ちて行く届かない地獄

Ａ

自決では無意味だと思考して尖らせ

Ｂ

傍若無人　罪を重ねて地獄望んで
善悪全て壊す思うがままの所業

Ｓ

罰の果てに死を受け入れた
辿り着いたのは煉獄で
此処ではない懇願哀れ

Ａ

煉獄で焼かれても天国は望まず

Ｂ

抗い続け狂い痛みが増して朧に
正気は既に無くて自問の言葉惑う

Ｓ

願う炎包まれ続け
顔も忘れ　まだ追い求め
存在だけ希望の光

＜間奏＞

Ｂ

連行される場所は望まぬ場所の楽園
地上の救い届き報いは既に無意味

Ｓ

永き罰を受け煉獄を
離れ地獄から遠ざかる
自我も枯れて召される天へ


＜ひらがな仕様＞


【れんごくのろうごく】

Ａ

かたよく　が　　おちてゆ　く　　とどかな　い　　じごく

Ａ

じけつで　は　　むいみだ　と　　しこうし　て　　とがらせ

Ｂ

ぼうじゃく　ぶじん　つみを　かさねて　じごく　のぞんで
ぜんあく　すべて　こわす　おもうが　ままの　しょぎょう

Ｓ

ばつの　はてに　しを　うけ　いれ　た
たどり　ついた　のは　れん　ごく　で
ここ　で　はな　い　　こんがん　あわれ

Ａ

れんごく　で　　やかれて　も　　てんごく　は　　のぞまず

Ｂ

あらがい　つづけ　くるい　いたみが　まして　おぼろに
しょうきは　すでに　なくて　じもんの　ことば　まどう

Ｓ

ねがう　ほのお　つつ　まれ　つづ　け
かおも　わすれ　まだ　おい　もと　め
そん　ざ　いだ　け　　きぼうの　ひかり

＜間奏＞

Ｂ

れんこう　される　ばしょは　のぞまぬ　ばしょの　らくえん
ちじょうの　すくい　とどき　むくいは　すでに　むいみ

Ｓ

ながき　ばつを　うけ　れん　ごく　を
はなれ　じこく　から　とお　ざか　る
じが　も　かれ　て　　めされる　てんへ