ざらついた 心が悲鳴をあげる
掴むその手はまやかしか
産声を今 轟かせた衝動
限界はない この身尽きるまで

終わりなき孤独は 求道者の運命(さだめ)
無慈悲さにさえ口づけを
踏み歩く屍が 明日をつくると
信じている そう ただ進むだけ

掲げよ! 本能が
ああ、悪を撃ち滅ぼせと叫ぶ
たったひとつの花を 守るため


放たれた刃 白い空を穿つ
狂い始めた心の音
冷えてゆく 身体を嘲笑うように
頸ごと落ちる赤き椿花

どれだけの罪を重ねたのだろう
声も届かぬ月明かり
刻まれた しるしは鮮やかなままで
永久(とわ)を巡る そう 絶望の果て

降り頻る雨が問いかける
「何を願い戦うのか?」
「憎しみ 変わり果てた姿で
 お前は何を誇るのか?」

信じたものが 崩れ落ちてゆく
描いた未来は遥か彼方
それでも この指は引鉄を引くの

壊して


共にさぁ 往こう 奈落まで
高らかに鳴りわたる銃声
あぁ、欠けた唇で 嗤う 絶月歌


還らぬ足跡を月が照らす
何処にも嘘はないと
両目を 塞いで その日を待ってる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

絶月譚〜zetsu getsu tan〜

曲:Pなお

閲覧数:62

投稿日:2023/05/31 20:20:48

文字数:455文字

カテゴリ:歌詞

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