ひやり 伝わる
冷たい感触
五階からの眺めは 意外に高い
強い風に揺れる髪
ぽつん 呟く
ここから宙(そら)に飛びだせば
飛べるかな?
墜ちるかな?
身体(からだ)は地面に落ちるけど
命は宙を飛べるはず
思い浮かぶ 笑う声
思い出せない 彼の顔
「だめだ」 慌てる
声に振り返る
鳥みたいに翼もない
飛べはしないさ
青い顔した君がいる
くすり 笑う
なんでそんなに慌てるの?
おかしいな
おかしいな
だって私は気づいてる
私はここに一人きり
身体は墜ちた 地の上に
命は飛んだ 宙の上
君とおんなじとこに 行きたくて
ぽつり 問いかけ
「何をしているの?」
だって君の命は
宙に飛んだの
ここにはいないはずなのに
ぽろり 哀しげ
話す君は半透明
「飛べないよ 何処にもね」
身体は地面に墜ちたまま
命はここに縛られて
何処にだって 行けやしない
自嘲的 その笑顔
私は身体を乗り出した
手すりを越えて一回転
真っ逆さまのその景色
私は身体を地に墜とす
言ったでしょ?
おんなじとこ 行きたいの
これでいい
これで一緒にいられる
半透明な君の頬
ほろり 溢れた
涙に嗤う
ひとつ 囁き
繰り返し 繰り返し
階段から飛び降りる女の子がいるんだって
それは 悲しい少女の霊のおはなし
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