夜が更ける頃 屋根から屋根辿って
悪戯な君 窓を叩く
おんぼろのボートで 浅瀬を漕ぎ出したら
あの入り江まで 秘密の旅

ちょっと怖いけれど 幸せなこのとき
君はいつも目を 輝かせて

「ソーダの海を きっと渡ってくんだ
弾けて消える 泡の一つ一つに
どんな言葉も 記せないような
物語がある 君と見届けたい」

夜が明ける前 見送りなど要らない
錨を上げて 遥か先へ

最後に一度だけ振り向いて
君が黙ったまま伸ばした その手を取る

操舵のままに 風を切り裂いて
なびく黒髪が 細い首に絡む
そうだ弱さを 守り抜くため
誰もその腕に 武器を取ったはずなんだ

ソーダの海を ずっと渡って行くんだ
甘く煮詰まった飴に阻まれても
手と手でまた 漕いで行けるんだ
君と二人なら 何も怖くはない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

テッポウユリと密航者

『テッポウユリと密航者』の歌詞です。
曲はこちら↓から。

niconico:https://www.nicovideo.jp/watch/sm34429849
YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=kuX5hVBgqEk

閲覧数:95

投稿日:2019/01/07 09:51:09

文字数:345文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました