そして目覚めた ライラック夜風に揺れて
汗ばんだ手を繋いで 駆け上がっていく

悪戯な共犯者 小さな逃避行
階段を登る

夜明け前 群青の月明かり
果てしない宇宙の海で 無垢に泳いでいる
もう二度と戻ることは叶わない
上辺だけの自由だとしても
今ならもっと遠くへ行ける
それはありふれた春のこと

眠った ライラック夜露に濡れて
汚れた手を繋いだまま 微睡んでいる

闇の中で袖を握って 二人キスをした

夜明け前 紫の薄明かり
瞼の裏の色のよう 深く沈んでいく

今だけは世界中が 時を止めてしまったように
まだ少し怖いけど大丈夫

いつか聞いたあの花言葉は 今でも覚えている

夜明け前 群青の月明かり
果てしない宇宙の海で 無垢に泳いでいる
もう二度と戻れなくても構わない
上辺だけの自由だとしても
今ならきっとどこでも行ける
それはありふれた春のこと

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ライラック

閲覧数:53

投稿日:2023/05/27 16:10:23

文字数:379文字

カテゴリ:歌詞

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