【巡音ルカ】a point of infinity～無限に遠い場所～【オリジナル】

ミ「ふわぁぁ(あくび)。グミちゃ〜ん、おはよぉ……。あれ？グミちゃん？おーいグミちゃん？どこ行ったん……ん？置き手紙？と家の鍵？」
ミクちゃんへ
用事があるから先にミクちゃんの家に行ってます。朝ごはんもこっちで用意してるから、起きたらこっちにきてね。
GUMIより
ミ「用事？ってなんだろ。起こしてく...

アラビアの夜
　骨董屋の女主であるルカは口元に人差し指を立てて静かに語った。
「……ここだけの話よ。このコーヒーカップにはイワクがあって―――」
　客は彼女一人、寒風が窓を揺らす中でルカは物騒な話を始めた。
メイコにしてみればこれから話す内容次第で目の前にある年代物のコーヒーカップを買うかどうかを吟...

一人、二人、皆んな去った
一つ、二つ、忘れてしまった
愛しい人が過去になった
幸せだった思い出は全部捨てた
頭上から雨が降り注いだ
あれだけ憎んだ過去の自分と
代弁者の言葉に今も縋っているんだ
生まれてから何年経った？
僕は十分すぎるくらい生きた
母が言うように恵まれてはいたが...

生温い傷口に
貴方は口づけをした
これ以上はやめてと
不意に視線反らしたけれど
傷口が痛むよ
貴方を想えば想うほど
これ以上苦しめないで
声にならない言葉がつらい
男と女に生まれて人は出逢うけれど
恋に恋して愛を愛して傷ついて生きるの...

それは、月の綺麗な夜。
深い森の奥。
それは、暗闇に包まれている。
その森は、道が入り組んでいる。
道に迷いやすいのだ。
その森に入った者は、どういうことか帰ってくることはない。
その理由は、さだかではない。
その森の奥に、ある村の娘が迷い込んだ。
「どうすれば、いいんだろう」
その娘の手には、色あ...

二人の心の居場所は
遥か遠くの宇宙の彼方
心配しないで 言いかけてさ
なぜだか涙が流れていた
どれだけ君の事 好きか伝えられず
なんとなくの日々を過ごしていた
明日は君の言葉を待つ前に話しかけようと思った
どうしようもないこんな私に
光をくれたのは君だよ
なんにもない なんでもない日々だって...