よく煮詰めた甘い果実に
少しの偽善をぽとり
切り刻んだ塊
夜が明ける頃まで蓋をして

いつもよりも濃い下味は
冷めても美味しいように
隠し味は嘲り
誰も真似できない秘密のレシピ

ようこそお客様
言い残したことは無いですか
叫んでも嫌がっても
今更逃げられはしない

バラバラっと壊れる
さあどうぞ辛いのがお好きな筈でしょ?
流し込む終わりなく
特別なあなたへのメニュー


欲を掻いた苦いエキスに
冷たい美徳をたらり
見えないまま重なり
夜が明ける頃にはあと少し

君の吐いた恨みつらみや
誰かを詰る言葉を
一つ一つ集めて
サッとかき混ぜればもう出来上がり

ようこそお客様
僕はこの世界の審判者
拒んでも痛がっても
どこへも逃げられはしない

ドロドロっと零れる
ほらどうぞ辛いほど素敵な味でしょ?
震え出す足先と
残酷なあなたへのメニュー


ようこそお客様
言い残したことは無いですか
叫んでも嫌がっても
今更逃げられはしない

ガラガラっと崩れる
さあどうぞ辛いのがお好きな筈でしょ?
流し込む終わりなく
特別なあなたへのメニュー

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【鏡音レン】偽喰のレストラン【歌詞】

閲覧数:1,694

投稿日:2020/04/25 19:20:16

文字数:470文字

カテゴリ:歌詞

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