八月の朝 星の残り香 君が嫌ってた 暑さの中
ラムネ瓶から 翅を広げた 羽虫が空へ 勇んで飛んだ

空しさが いつの間にか この部屋の中 充満してた
ただ君が いないだけだ 蒸し暑さの弊害

麗和な宇宙を越えて 越えて
黎明の天 唸れ 唸れ
今日がいつかの八月なら 瞬く涼風



揺れる街中 息を潜めた 夏雲はまだ キラキラして

青々と 澄み渡る 夏すぎた空 心の風景
思い出が 足りないな 冷えたラムネの味

遊軌な宇宙を越えて 越えて
夕焼けと雨 流れ 流れ
今日が騒がしい八月じゃないのなら 何処へ行こう


幼生のまま 越えて 越えて
林檎の向こう 青い 世界で
今日がいつかの八月だ と言ってくれよ


さぁ

氷蛾の宇宙を越えて 越えて
流星の天 夏の下で
今日が美しい八月だと 詩う君の背へ





【読み 音数】 
・は→わ を→お へ→え と書き換えています
 例) はねを→はねお そらへ→そらえ
・「ん」や「い」とセットで一音になる箇所は( )でまとめています
 例) いさんで→い(さん)で じゃない→じゃ(ない)
・「っ」や「ー」などについて音と音の間のものに関しては表記を省略しています
 例) きらってた→きらてた  へいがい→へがい
・発音上近い音に変換している箇所があります 
 例) むこう→むこお

以下ひらがな表記 音数確認




はちがつのあさ ほしののこりが きみがきらてた あつさのなか    27
らむねびんから はねおひろげた はむしがそらえ い(さん)でとんだ 27
 
むなしさ(がい)つのまにか このへやのなか じゅうまんしてた    24
ただきみ(がい)ないだけだ むしあつさのへがい           19

れわなそらお こえて こえて                    12
れめいのあめ うなれ うなれ                    12
きょがいつかの はちがつなら またたくすずかぜ           20

(るーるー)


ゆれるまちなか いきおひそめた なつぐもわまだ きらきらして    27

あおあおと すみわたる なつすぎたそら こころのふけい       24
おもいでが たりないな ひえたらむねのあじ             19

ゆきなそらお こえて こえて                    12
ゆやけとあめ ながれ ながれ                    12
きょがさわがし はちがつじゃ(ない)のなら どこえゆこ       20


よせいのまま こえて こえて                    12
(りん)ごのむこお あおい せかいで                13
きょがいつかの はちがつだと いいて くれよ            18

ひょがのそらお こえて こえて                   12
りゅせいのあめ なつの もとで                   12
きょがうつくし はちがつだと うたうきみのせえ           20

(るーるー)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

サマーワーム

僕はまだ幼生だ
だからこそ、君のもとへゆける
翅などなくても、地を這って 地を掘ってでも
それがたとえ、宇宙だったとしても

歌詞募集に書かせていただきました。

幼生の全力、ここに

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投稿日:2021/05/03 19:48:16

文字数:1,318文字

カテゴリ:歌詞

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