『唯唯諾諾』

歪んだ愛が
押し付けられた愛が
僕らの夢を
軽々奪い去った

見えない傷も
消えない傷も増えた
"これはお前の、お前の為なんだ"と

自分の為と
信じて止まなかった
自分の為と
言い聞かせて続けていた

見えない傷と
消えない傷を抱えた
"これがお前の、お前の為なんだ"とか

エゴに支配されたライライヤー

唯唯諾諾なマリオネット
抜け出したいんだもう
手綱を握られてたって
然も当然と、即ち幸だと
刻まれ続けるのさ、永遠に

"テストは常に
100点取りなさい"
"卒業したら
この学校に行きなさい"

"大人になったら
この職に就きなさい"
"私の夢を
お前が叶えなさい"

ああしろこうしろうるせえな
ぐたぐだぐたぐだもう何回目だ
生まれた時からずっとずっと
敷かれていたレールなんて
本当本当馬鹿らしいな自由なんざここは無いな

滞滞泥泥なパペッティア
オルター・エゴに
縋り付くパラサイター
意気揚々と自慢だ、誇りだって
甚だ馬鹿らしいんだわ、異常者が

唯唯諾諾なマリオネット

唯唯諾諾なマリオネット
オルター・エゴは
手綱を引きちぎって
侃侃諤諤に捨て吐いて
去ってしまえ
虚虚実実な人生なんざ
意味無いわ

戦戦恐恐なパペッティア
貴方が全て、貴方が全てなのと
孤孤単単になって
何もかもを失くして
来来世世に精々
期待でもしていろよ
お前は操り人形(マリオネット)を盲信した

お前の操り人形(マリオネット)はもう死んだ

唯唯諾諾なマリオネット

唯唯諾諾なマリオネット

唯唯諾諾なマリオネット