みんな 太陽をめざした
制空権にやぶれたら
あとは潜るしかない
空は ただ一幅の絵画

甘い唾液が溜まってゆくから
明日にはダイバー 同じ形の

世界を 砂嵐が包む
いくら叫んでも 声は届かない
みんな一斉に飛び込む 水へ
次の合図で、落ちるよ


みんな 帰ったあとに
朝が来る 気怠げに
誰もいない教室
空は ただ一幅の絵画

声は透明に 飛び交っていて
くらめいたダイバー 逆さまになって

彼らの視線は 錨のよう
夜の兆しを 瞼に湛えて
繋留までは漂う 今に
君に絡まりそうなんだ


新しい砂漠さえ
空から見れば美しい
海ばかり深い
見えなくなる境界線

せめて
名前を隠せるくらいの自由を
せめて
雨が降るのを待つだけの自由を

だから僕ら 共に潜ろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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ダイバー

閲覧数:245

投稿日:2020/12/28 17:07:18

文字数:332文字

カテゴリ:歌詞

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