誰も本意じゃないさ それらを何も望んでないさ
脅されナイフを突きつけられて 神の御前にひれ伏すことを強要されたって
僕はその神さんに興味なんかないし それで罪を被ろうとも思わない
穢れ腐って生きる価値など ないと罵倒されようが構いはしない

幸せを謳って渡り歩かされた お日様が昇ったら鉄骨の上
おしまいだ助けてよごめんなさいどうか神様 今からでもお許しをください
そんな時罰が当たれ天罰よ願わくば 背教者に下れ容赦なく雷を落としたもうと
祈る対岸の屑 死ねばいいのに
済ました顔でグロテスクを並べる 都会の獣道を縫って炎天下に身を
晒してこれ以上何の罰を受けよう その罪の重さはいかほどかと自問
そんな時しみったれた根性叩きなおしてくれる 性根果てるまでしばき倒してくれようぞと
鼻息も荒く 気だるい陽炎の向こう
信じていたのはなんだったかな なんの為に信じていたのだっけな
実体はないが助けてはくれないが なら何のために僕は 僕は
誰も本意じゃないさ それらを何も望んでないさ
贖宥状のpdfネットで拾って コンビニのコピー機で100枚刷ったって
僕はその一枚の重みを知らないし 積み上がった10円の重みを知るだけさ
外道ボンクラ異端の端くれ そうやって何度だって叫んでればいいさ

鼻息荒くしたまま全裸待機のまま 気の赴くまま気ままなままで
いつだってとっかかってやっかみ粗捜し 急ごしらえの錦の御旗振りかざして
そんな時後頭部から光が差して 主が我らを導いてくださるわ
振りかざした権威 中身などない
幸せの基準や価値を相対的に 見てとって貶めて恥をかいて寝込む
幸せな振りをしないと生きていくのが辛いんだ そんな世の中だどうかお許しを
縋る意地汚さを前に 汚物を見るような目の人々
腐ってても人間だ誇りはないのか お前らが目の前で奪っては踏んづけながら嗤う
愛していたのは誰だっけな 守りたかったものはどこにあるのさ
風はどこから流れてくるのか 赤ちゃんはどこで待機してるのさ
誰も本意じゃないさ それらを何も望んでないさ
恫喝されレイプされ姦通で死刑 名誉を奪われて罪状を拝する
お天道様は僕のほうを向いてくれないし 黙ったまま冷たい風をぶつけるのだ
ああいることがそんなに不快になるとは知らなかった
奴は寝息も鋭く隣人の喉元を裂く 僕にそんな権利も資格もないから
黙ったまま隣で寝るお前の首筋を 人差し指の先でなぞったまま
穢れちゃった切り落とすよ 僕の指と君の首を切るよ
切れ端と鮮血でスープを作って 全知全能で万能な絶対唯一に捧げるよ
今夜拝謁するよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

バプテスマ

閲覧数:67

投稿日:2016/05/16 23:53:08

文字数:1,084文字

カテゴリ:歌詞

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